自炊 -断裁編-

2017年1月7日

自炊時の実際の断裁です。

断裁機は、先の記事で紹介した「PLUSのPK513LN-A」です。

IMAG0280 安くはありませんが、カッターなどを使って手で切る作業は時間がかかりますし、ある程度の量の本を自炊するつもりなら、断裁機があったほうがいいですね。

ただし、しっかりした物は重量もありますし大きいので、それなりのスペースも必要です。私は、部屋の隅に置いていますが、左の写真の状態で置いておかなければならないので、正直なところやっぱりちょっと邪魔ではあります・・・。

最近は、下の様なハンドルを畳んで縦置きにできるような物もありますし、自分の環境に合った物を探してみるといいかと思います。

さて、ここから実際の断裁です。

IMAG0286 断裁したい本を写真の様に台の上に載せてセットします。左の方にある赤いボタンをオンにすると下の写真の様にカットラインが点くので、このラインが切りたい位置に来るように本の位置を調整します。

IMAG0284

 

可動式のガイドは、本にぴったり当てるようにして、本が曲がってしまわないようにします。

位置決めの際、どんな製本なのかにもよりますが、ホッチキスで止められている場合は、絶対にホッチキスに刃があたらない位置にセットする必要があります。断裁機の刃は良く切れますが、ホッチキスに当たると一発で刃こぼれを起こして、次から綺麗に切れなくなります。

また、糊を使っている製本の場合には、糊の部分が残らないようにしないと、ドキュメントスキャナでの読み込みで複数枚が搬送されてしまい、うまく読み込めなくなったり、残っていた糊がスキャナのセンサー部分に付着してしまう事もあります。(私は、実際になってしまった事があります。)

かといってあまり切る部分を多くしすぎて本文が切れてしまわないようにご注意。このあたりは、経験しかないかもですが・・・。

セットできたら、本をしっかり押さえながらハンドルを押し下げて断裁します。ハンドルをぐっと押し込んで行って「バツン」と音がすれば断裁完了です。

本によっては、一発で押し込みきれな場合もありますが、その時は、気持ち力を緩めてもう一度押し込む感じでやるとうまく切れます。この時、ほんとに気持ち緩める感じです。ハンドルを完全に持ち上げてしまってから押し込むと2重に切れてしまったりしてきれいに切れません。

IMAG0289断裁後の断面はこんな感じです。

かなりスパッといい感じで切れてくれます。この例は、割とまっすぐ綺麗に切れましたが、断裁の際に本をしっかり押さえないと、斜めに切れてしまい、切り始めから終わりに向かって広くなってしまします。(この例でも少し斜めになっています)

 

ここまで来たら次はドキュメントスキャナでの読み込みです。これは、また次回以降で。

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